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9月9日と10月14日の二回の例会で催されたProject M Category Sの報告。私(しらた)に9月分を整理する時間がなかったので二回分まとめて報告することにします。一応、どういう企画だったかを再掲載。
プロジェクトMカテゴリーSについて解説っ!というわけで、手堅くまとめた作品から、市販品の改造品、意表をつく作品等いろいろと出品されました。しかし、なんか「モバイル」という言葉から外れたような作品も...。
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冨士山氏の、「これをモバイルと呼んで良いのだろうか?」システムです。でも、立派にレギュレーションはクリアしていますね。構成は、12cm(と思われる)フルレンジ2本によるウーファと、同じ口径のミッドレンジ1本、そして、サワフジの平面ツイータによる3way-4speakerです。 ツイータ用のネットワークが見えます。ここで使用しているコンデンサは、何と違う種類のコンデンサを7つも並列接続しています。この辺りも富士山流なのでしょうか。
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それと、各エンクロージャを前後にずらせて、位相を合わせようという試みのようです。彼はセッティング時にテープで位置合せをしておりました。 第一回目の発表時も同じ様な構成でしたが、ネットワークの規模が遥かに大きくなっています。容積にして本体エンクロージャの2/3近くあります。音も前回に比べて密度の濃いものとなっておりました。よくもまぁ、これだけ複雑な物を纏め上げたものです。聞けば、島田先生に測定をしてもらい、その値を参考にしたそうな。やはり測定に勝る指針無しですね。
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冨士山システムのネットワーク部分です。下側2段がウーファのネットワークで、上がミッドレンジ用です。ツイータ用のネットワークは次の写真で。それにしてもでかい! このシステムはほとんど彼の手持の部品で作り上げたそうです。一体彼はどれほどの部品を自宅に持っているのでしょうか?しかし、これほど手間ひまをかけるのだったら、もっと簡単なシステム構成で纏め上げた方が早いと思うのですが?. あ、趣味だから良いのか。
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鈴木氏のAUDAX目玉オヤジの外観です。足はDIY店で扱っている、1本800円程度の木製円筒状のもの。直径は8cm程度、長さは30cm程度です。それを木製の台座に接着した物がシステムの足になります。それに後側半球の内側からボルトで本体部分と結合しています。さて、前回と今回の間に行なった対策は次のものだそうです。 1. パンヤ綿の量を若干増やした。 2. 台部の塗装をやり直した え?それだけであんなに変わったの?
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AUDAX目玉オヤジの内部です。第1回の発表時にも持って来た物ですが、この1ヶ月で、かなりチューンアップしたそうです。正直なところ、前回はあまり感心した音ではありませんでした。ところが今回はすごい!音の密度感、空間の広がり方、バランスの良さ、そして低音!どれをとっても一級品です。メンバーが持ってきたギターのCDをかけたのですが、曲の最後に入っている床を踏む音が、揺らぎ感を持って再製されます。それに何より、曲がスイングします。 あ、内部写真の解説だった。
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田中氏の新リファレンス(?)スピーカ、タンノイm1改です。えー、これは良いです。さすがにプロが作った物だけあって、破綻する恐れの無い感じで鳴ります。以前個人的に感じていた、最近のタンノイ特有のネットリ感も改造によって良く押さえられています。詳細は....田中さん、任せた! [以下 田中氏のコメント] モバイル性と音楽鑑賞に堪える音質を確保できるスピーカーシステムを構築するのが目的で、当初の予定では、フォステックス12cmウーハーをベースに2wayシステムを製作する予定であったが、ユニットのスベックもエンクロージャーのサイズもほぼ同等の「タンノイm1」がペアで税込み¥22,500程度で買える為、ユニットとネットワークだけでも、価格がこれを上回る当初の計画を破棄してタンノイを改造することにした。
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この2万円タンノイは元々素性が良かったので、「外科手術」を伴う大きな改造はせず、改造費と消費税を含めても総額¥25,000程度。また、今回は保証が適用されるように、いつでも元の状態に戻せることを考慮した改造を行った。 改造目的は、1. 高域の不足。2. 低域のモタつき。3. 中域の荒れ(ボーカルの子音が目立つ)。を改善すること。 改造方法 1. 高域不足の改善として、ツイーターのアッテネーター(2.7Ω)に3.3μFを並列に入れる。 2. 低域の質の改善として、ダクトの面積を減らさず空気抵抗を加えるため、密度の薄いスポンジを詰めることにした。コイズミで売っているドイツ製と称する吸音材を4 cmの立方体に切断し、ダクトの一番奥に両面テープで固定した。この改造は10月14日には完成しておらず、後日実施した。
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3. 中域の改善として、 a. ネットワークのケミコンにフイルムコンを追加した。 b. キャビネットによる回折を防ぐには、角を丸くするか、ノーチラスのような砲弾型にすれば良いが、これは困難なので、バッフルによる反射を全て取り去れば同様な効果が得られるのではないかと考え、上記の吸音材を切り、丸穴をあけてツイーターの周囲に貼りつけた。 c. ウーハーのフレームがプラスチック製なので、鳴きを防止するためにコイズミで買った鉛シートをフレームに貼りつけた。 4. その他、ネジが国産六角レンチと合わないので、はずしたついでに普通の木ネジに変更した。
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芦澤氏のウナギ犬弐号ですね。ユニットはコイズミ無線で扱っている、FOSTERのOEM品であるC070なんたらかんたらです。確か1本800円程度でした。それを同じくコイズミ無線で扱っている、SV07という1個千円程度の箱を、背中合せに貼り合わ
せた即席エンクロージャに納めた物です。御手軽に作り上げるつもりが、例によって凝りに凝りまくった作りとなってしまいました。全部書き上げるとドラマになってしまい、活動報告の欄に載せるべきものではなくなってしまいます。よって簡単に項目のみを書きます。 1. ユニット取りつけ部分の内側はラウンド加工としました。 2. ユニット固定の為のネジは、金属製のものを使いたくなかったので、樹脂製のつまみつきネジを加工したものを使用しました。
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3. 2.に伴い、エンクロージャ側のネジを受ける部分は、以前にファラディ通信欄に書いたエポキシ樹脂モールドにタップを立てるという処置を施しております。尚、以前記事に書いた内容と違っている所があります。まず、エポキシ樹脂は、チバガイギー(スイスの会社。千葉の会社じゃないよ)のスタンダードタイプに変更。それと、硬化後、タップを立てるときに、スクアランオイルを併用するという2点です。 4. ユニットとエンクロージャの接触部分は、厚さ0.8mmのポリカーボネイト製ワッシャをかませて、点接触に近い状態となっております。これによって生じる隙間は、ユニットに元々付いているパッキンで埋ります。
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5. ユニットのフレームをGNDに落す為、専用の端子を設けました。 6. 振動板に、墨(墨汁)を少しだけ塗ってあります。 7. 吸音材はトリテック扱いのドイツはIT社製のもの(白いやつ)に、帯電 防止剤を染み込ませた後、充分に乾燥させた物を少量使用しています。 8. 内側の一部に、鈴木氏の所でも出た、セメダイン社製、糊付きフェルトを貼っています。
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島田先生のFE88SSを2本使用の小型システムです。このシステムの製作記事は、MJ 別冊のクラフトオーディオマガジン第2号に載っています。詳細はそちらを参照して下さい。音は容量を感じさせない低音感のあるものでした。それにいつもながらきっちり作ってあるという音だと感じました。やはり先生が作られたDDDS7使用のシステムと同じ匂いを感じます。うーん?..「音は人なり」ってやつですか?皆さんはどう感じられたでしょうか?
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すわぁて、いよいよオオトリだぁ。小村さん製作の「とりあえず作るだけ作ってみたぞ」システムです。使用ユニットはFOSTERのOEM用8cmフルレンジ、C080なんたらかんたらです。外形はFE83とほぼ同等ですので、そこからシステムの大きさが想像できますね。充分モバイルと呼べます。まずその音なのですが、これはぶっ飛んだ。すげぇ音です。厚み、温度感、音の出方の軽さ、低音楽器の充実感。どれをとっても鈴木氏のシステムに勝るとも劣りません(この2つが今回の双璧だと思いました。そうではないと思われる方もいらっしゃるでしょうが、まぁ、HPに載せる前の私の意見ですので勘弁してください。俺は違う感想を持ったぞという方は、是非投稿してください)。そしてやっぱり曲がスイングします。いい。これは私も作りたい!そして何と、作りっぱなしでほとんど音を聴かずに持ってきたそうです。これもまた人生ですね。
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さて、その構造ですが、直径の違うボイド管(でっかい紙のパイプだと思ってください)を2種類、同じ高さに切り出した物を使っています。その小さい方にユニットを取りつけてあり、反対側に穴を開けて(どのくらいの大きさの穴か判らん!)、外側約半周に渡って大きい方のボイド管を被せてあります。この間に隙間が出来て、バスレフのダクトのような動作をする訳です。その隙間も、奥側は狭く(どのくらいか判らん!)、開口部に近付くにしたがって広くなっているそうです。小村さんが言うには、バスレフとバックロードの中間ぐらいを狙ったとの事。実際のところどういう動作になっているのでしょう?
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さて、その径の違う2 つのボイド管を、上下からはさんでいるのは、建材として使用されている発泡ウレタン板に紙が貼ってあるものです。それをシリコンゴムでシーリングを兼ねて接着しているのです。うーむ..... ひょっとしてきれいに作ったら、つまらないおとになっちゃうのかなぁ?ははははは。 小村さんのシステムとアンプのBOSE改です。でかい音でガンガン鳴らしました。全然へっちゃらです。とても8cmフルレンジとは思えません。 業務用保冷材(ビニールの袋にゲル状の素材が入っている物です)をもらったので、今回これを持ってきました。それを使って今度は立てた状態でセッティングしてみました。うん。どう置いても良いです。あと、天井から糸でつるすのも良いかもしれません。何せ軽いですから危険が無いですしね。
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今回のスピーカ以外のシステムは、CDPがDENONのDCD-S10(Mk幾つだっけ?誰か教えて)。その出力を芦澤氏が作った20kオーム/Aカーブ1連×2のATT-BOX(ケースはプラスチック)を通し、BOSEのMODEL-1705Mk2改(詳細はファラディ通信欄の改造日記を参照して下さい)に入力するというものでした。写真はATT-BOX内部を写した物です。ちなみに今回の試聴に先だって、ケースの蓋をつけた状態と、外した状態で聴き比べて見たのですが、後者の方が開放的な音だと感じました。こんな事で変わるから全くオーディオってやつはやめられません。やる事はいつまでたっても無くなりませんね。尚、ケースは絶縁体だから渦電流のせいじゃあないでっせ(←ひとり言)。
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[番外] しらた氏のモバイル・ステレオセット「ムサビー」 ペンションのテラスにて風。モバイルというから実際に旅行に持っていける大きさでないとね。ということで、車を持たない しらた氏は4cmフルレンジバスレフスピーカーと超小型パワーアンプのセットを作りました。完成したのは7月の末くらい。ずいぶん前ですな。で、実際に夏の避暑旅行に持ち出してほんとにモバイルできることを実証しました。 なにせ大きさが大きさですから、それほどたいした音ではありませんが、旅行鞄にいれて持ち歩こうという気になる程度の大きさであることが売りです。
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