2001年3月10日に行われた「ポータブルCDP聴き比べ大会」のレポートが今ごろ(7月末)更新。まあ、仕方ないよね。みんな片手間にやってるんだから。 |
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No. 1 SONY製 D-800K 発売:1989 定価:36,000円 重量:0.48kg出品者のコメント・初期のカーディスクマンである。音飛び防止メモリとかがなかった時代のものなので、筐体がかなりしっかり作られている。 改造箇所なし。ただし、多少ドンシャリ気味だったためエナジーリファインCDを少しかけている。(植木)
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ギャラリーのコメント・植木さん所有のSONYのCar-Diskman,D800Kですね。2月の例会で、初登場して、その輪郭のはっきりした、重心の低い音で大変評判の良かったCDPです。3月の例会では、このCDPをリファレンスとして、比較試聴を始めたのでした。D800Kは内部がとにかく、ちょっとやそっとでは壊れなさそうなくらい頑丈に作られているなという印象です。このガッチリとしたボディーがあの腰のすわった音にもつながっているのでしょうね。あと、操作系のボタンがフロントに集中してあって、操作性も優れています。(中村)・このCDPを初めて聴いた時、本当のウッドベースの音(ちゃんと重量感のある胴鳴りの音)がしてくるので驚いた。やっぱ低音は重量勝負かもね。(藤川)
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・骨格を感じる、「ちゃんとした音」でした。感想の詳細は上記の方達とほぼ同じです。これはいい!これは欲しい!ってな訳で、後日D-33という後継(?)機種を手に入れ、私のシステムに組みこんでおります。操作も通常のCDPと大差無いので、違和感無く使えます。同時に手に入れたACアダプタは、昔のやつだけあって、ケースが超音波溶接では有りません。従って特殊なドライバを必要としますが、開けて手を加える事が出来ます。改造人間としては、そのまま使うわけが有りません。さっそく次の処置を施しました。1. 整流ダイオードをショットキーバリアに変更。2. 引き出し線を径0.4mmの電話線(4本中2本のみを使用。使わない残りの2本は当然取り除いた)に変更。3. 平滑コンデンサを16V1000uFのOSコンに変更。同時に被覆を剥いた。4. 筐体下部に、通気用の小穴を幾つか開けた。5. コンセントへ通常の方向で挿し込むと、極性が逆になるので(殆ど差は無かったが)、内部でL(ライブ)とN(ニュートラル)を入れ換える接続にした。これだけで随分と変わりましたぜ!いやほんま!(芦澤)
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No. 2 CEC製PDA-655出品者のコメントなんかクラシック向きな気がしたので購入したCEC PDA-655。一応、電解コンデンサの皮むきと銅箔シールによるICのシールド、ピックアップ周りの艶消し黒処理などしてあります。効果のほどは良く分かりません。聞き込む前に改造してしまったので(苦笑)。ヘッドホンアンプの残留ノイズが多目なのが欠点ですな。
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ギャラリーのコメント・植木さん、白田さんの使っておられる、CECのポータブルCDPです。これも同社のベルトドライブCDPをイメージさせるような、「まったりとして、それでいてしつこくなく」というような音に感じられました。ちなみに、同社のポータブルCDPは以前、マルチビットタイプのDACを搭載した物もあったそうですが、(冨士山さんからの情報)聴いてみたいものです。(中村)・一時期ブームになったCEC。1万円という価格帯では、なかなか聴ける音。これもある意味とても国産らしい、かなりニュートラルな音だと思う。(藤川) ・そうかぁ、マルチビットタイプがあったのか…私は1ビットタイプのDACより、音の形が出やすいマルチビットタイプのDACの方が好みなんです。そう云えば以前、オーディオアミーゴで楠さん(MJでノンオーバーサンプリングDACを発表した人)が同じ様なニュアンスの事を言っていたなぁ。どうも私にとって1ビットDACは、どの音も同じ様に表面を磨き上げたように聞こえる傾向があると感じます(勿論、主観ですが)。あれでマルチビットタイプの物があったら欲しいなぁ。なんせ資質は高い物を感じましたからネ。あのノーブルな音の形に、彫りの深さが加わったら、こりゃええで。(芦澤)
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No. 3 フィリップス製ギャラリーのコメント・ゲストのお一人、櫻井さんがもってきて下さった、PhillipsのポータブルCDPです。音の傾向としては、細やかかつ滑らか。大分前のPhillipsのCDPをちょっと彷彿とさせるような音だったような記憶があります。(中村)
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・資料が全くありません。一体何時頃の製品なのでしょう?(芦澤)・三宅さんも愛用してたフィリップスのポータブル。型は違えど、やはり同傾向のナチュラルサウンド。こんなイイ音の商品が撤退せざるをえない日本市場って一体?(藤川) ・全く破綻のない、安心して聴いていられるCDPだと思いました。ソニーD88とは逆の方向性の、聴いていて心が落ち着いてくる感じがしました。互いにCD規格の産みの親でありながら、対象的な音作りが印象的でした。(植木) ・よく…覚えとらん…印象が無かったなぁ…(芦澤)
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No. 4 SONY製 D-E01 発売:1999年 定価:38,000円 重量:0.22kg出品者のコメント・えー、小村さんに替わって…マグネシウムダイキャストボディを纏った、SONYの記念品モデル(何の記念なのかは忘れました。ウォークマン発売30周年だったような、そうでなかったような…)です。蓋が無く、ディスクを横から滑り込ませる機構です。8cmシングルディスクには、何と懐かしいシングルアダプタを使用します。デザインは良いよなぁ。これで片側に角張った部分があったら、「ホタテちゃん」と呼んであげるのに…(芦澤)
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ギャラリーのコメント・小村さん持参のソニーのE-01です。某先生のオープンCD用改造機種としても知られています。非常に明晰かつ、クールな印象で、長野県知事の言葉をかりると、「なんとなくクリスタル」という感じの "It's a SONY" な音でした。D88とはある意味正反対の音とも感じられます。同じメーカーでも、時代が変わるとこれだけの音の違いが出るのかと、改めて再認識させられました。(中村)・上ブタが無いスライド式がおもしろい。スリムでいい感じ。(藤川) ・音はこの上なく綺麗でした。木目も細かいし。質感としては非常に粒子の小さなパウダーという感じでした。消して踏み外さない安全圏の音と云っても良いでしょう。しかし個人的には、もっと危ない音のする危険を孕んだ機器に惹かれます。その点から捉えると(あくまで自分にとっては)面白味に欠けます。良い製品なのは判るんだけどねぇー。(芦澤)
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No. 5 CASIO製PZ-J30出品者のコメント・確か田中さんからのコメントがあったような…で、メールの記録を探してみたら…ビックカメラにて販売中のカシオPZ-J30売価\4,980.CDプレーヤーの裏蓋ネジをはずし、パカッと開けると、電池バネ直付けの基板とメカ部分がはずれる。つまり使われているネジは5本だけ。そこからコネクターを介してコントロールパネルまでフラットケーブルが伸びている。つまり、これはケースなど無くても完璧に動作するということ。ならば、ハンズで黒檀か紫檀を買ってケースを自作するも良し…。
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一方、基板には安ケミコンがずらっと並び、アースのパターンもへろへろ。基板、メカ、ケースに至るまで、一切の防振対策は無し。「これで、よくあれだけの音が出るもんだ…」よって、これほど改造しやすく、且つ改造の効果が期待できるCDプレーヤーは他に無いだろう。コンデンサーを替えて自作の黒檀ケースに入れても、改造費込みで一万円以下というのは嬉しい。ここまでやるなら"補修用部品"兼リファレンス用として、もう1個買っておこう。改造後はアキュフェーズと対戦予定。それにしても、本体、アダプター、イヤホン付きで売価\4,980+税+ポイント還元は安い。安すぎる。いったい本体の原価は幾円だ?。
ギャラリーのコメント・田中さん持参のCASIOの4000円CDPです(型番不明)。試聴が評判のD800Kの後だったので、どうかな・・・と思っていたら、意外や意外、素直で元気な音がしました。ローコストで、作りっぱなしのものが、結構良い音がするという体験は、今までにも何回かあったのですが、このCDPもその一例かもしれません。(中村)・これはけっこう拾い物。値段のわりには聴き疲れしない、いい音だ。改造用ベースに最適か、さあ何人が挑戦する?(藤川) ・不思議な事に、田中さんが作るアンプや、改造したスピーカシステムと同じ匂い(音のね!ホントの匂いじゃないよ)がします。なんか好きなんだよなー俺。(芦澤)
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No. 6 Goodmans製 CDMP350 発売:2000年 定価:21,000円 重量:0.2kg出品者のコメント・GoodmansのCDMP350。通常のCD以外にMP3化ファイルのCD-Rも再生可能。かの英国の名門Goodmansの現行商品。見た目はロータリーエンジンみたいで老舗というイメージではないが、音はみごとなグッドリプロダクションのブリティッシュサウンド。何を聴いても決してうるさくならず、弦の音はしなやかそのもの。かといって音の切れ込みにも不足はなく、ジャズでは輝くトランペットやウッドベースの重量感と音程を見事に再現。これはMP3回路を仕込んだ筐体の重量が幸いしているのかも知れない。荒さは無く「ロック大音量」みたいな聴き方にはチョット不向き。(藤川)
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ギャラリーのコメント・ゲスト参加の関さんが扱っているGoodmansのCDPです。「クラシックのリスナー向きです」という関さん自身のコメントから判るように、強調感のない、とても聴き易い音にまとめられているという印象をもちました。それでありながら、分解能やF レンジの広さは確保されているところは立派です。また、CD-RやRWも再生可能なのはうれしいところです。(中村)・自分で常用しているものなのでコメントしにくいですが、音楽の聴かせ方が非常に巧みなCDPと思います。特に弦楽器やボーカルが良いです。低コストの中で、とてもうまくまとめあげた商品だと思います。(植木) ・音は、殆ど…記憶に…無い…藤川さん、ごめん。でも、特に悪い印象が無かったから、それはそれで良い製品なのではないでしょうか?デザインは大会直前にテレビで見た「フィフス・エレメント」に出て来るような感じですね。(芦澤)
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参考出品・CDMP350専用3Dスピーカーシステム。CDMP350と見事にマッチしたデザインで、音の傾向も同じ。耳障りな音を出すことの多いこの種の商品の中では異色の存在。クラシックが聴けるミニシステム。(藤川)・Goodmansのフルシステムです。デザイン的には少しグレーのモールド部分が若干チープな印象を与えてしまうような気がしますが、音は、CDP単体と同じく、まとめ方のうまさが印象に残りました。(中村)
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No. 7 SONY製 D-88 発売:1988年 定価:46,000円 重量:0.3kg出品者のコメント・鈴木さんに代わって私が説明致します。発売当時、世界最小を謳う為にSONYが無理やり作った機種です。開発担当者は勇気ありますね。なんせディスクより小さいんだぜ!CDがはみ出て回る訳ですから、とてもでは有りませんが持ち運びながら聴く訳には行きません。SONY恐るべし。(芦澤)
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ギャラリーのコメント・ポータブルCDP比較試聴の大トリを飾った、SONYのD88です。一見MDプレーヤーかと見まごうばかりの小さな筐体からは、想像できないほどぶっ飛んだ音を聞かせてくれました。とにかく、その音の鮮度、切れ込み、押し出し、濃さとも群を抜いていましたし、これほど音楽を聴いていて楽しいCDPはそうそうお目にかかれるものではない、と思いました。よく言われることですが、こういう音を聞くと、オーディオにおけるテクノロジーの進歩とはいったい・・・という気がしてしまいます。このD88はCDシングル再生用に作られたもので、オリジナルモデルに、SONY初代の Discmanである、D50というものがあるそうですが、機会があれば、ぜひ聴いてみたいですね。(中村)・見かけはオモチャだが、ともかくもスゴイ音が出た。鮮度抜群! ともかくもその圧倒的な解像力で聴く者を沈黙させる。繊細さは無いのでオーケストラなんか聴くとキツイと思うけど、ともかくもチェロのソロは絶品だった。「シンプル イズベスト」を全身で主張している感じ。ソニーは何もしない方が音がいいのかも?三宅さんが聴いたら惚れ込むだろうなぁ…。(藤川) ・ソニーD-800Kと製造時期が近いためか、音質的に近い部分も感じましたが、解像度の高い鮮烈な音に驚きました。通常のCDPでもあれだけ切れ込みの良い音は珍しいのではないかと思いました。(植木)・これはスゴイっす。この日はリファレンスディスクの一つに、クラウス=トゥルンプというコントラバス奏者のアルバムを用いましたが、D-88が最もリアルな音でした。ノリノリだったもんなぁ…イイっす!素晴らしいっす!これをまた作ってくれないものでしょうか?ねぇ、SONYさん。それから中村さん、D-50は先日知り合いから借りて聴いてみましたぞ。確かにすんげぇ良かったけど、D-88の方が更に良かったような感触です。SONY恐るべし!(芦澤)
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D88の内部写真です。小さなボディに似つかわしくない、ごっついメカ(アルミダイキャストでしょうか?)や、でっかいレンズ(たぶんガラス製)が目立ちます。昔はポータブルでも手抜きをせずに一生懸命作っていたのだなあと思うと感慨深いものがあります。(中村)
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後日D-88所有者である鈴木さんは、D-88に手を加えました。その内容を彼自身のメールから…「D-88のバッテリー取り付けフックと8cm/12cm切り替えレバー(共にビス止めされている)を取り外すと結構良くなりました。ピックアップカバーをさわるとガタがあるのでこのカバーを取ろうと試みましたがどうやればいいものか・・怖いのでとりあえずガタが起きないようにテープでも貼って良しとするか、あー外したい、外したいっす。」おぉーその気持ち判るぞぉ!私もかつてアナログプレーヤで同じ事をしていました。特にアーム周りでね。 尚、このメールの時点で、メカ部の金属カバーは外されております。これは私も試してみたのですが、明らかに音質が向上します。音がグバッとストレス無く出るように感じられます。調子に乗った私は、手持のポータブルCDPのメカカバーを片っ端から外して見ました。大体同じ傾向で良くなるようです。でも、前出のD-33に関しては、ただ外しただけではフレキシブル基板がディスクに当ってしまいます。そこで、厚さ0.5mmのポリカーボネイト板を加工して、この問題をクリアしました。4時間もかかっちまったぜ。その結果は…なんかオリジナルのほうが良かったような…でも今更元に戻すのはかったるいし…あーあぁ。(芦澤)
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特別参加出品者のコメント・車載用CDデッキです。写真中央上側はクラリオン株式会社製(アゼストブランド)HX-D1 (現行最新機)。写真中央下側は同社DRX-9255 (初代機)です。両機ともパワーアンプレス機で別置きDC-DCコンバータを持ち、当日は9255のコンバータを使用しました。(D1は9255の後継機なので電源系コネクタは同一) 9255のほうはトーンコントロールボリュウム回路短略と低音補強回路廃止の改造をしてありました。これにより改造前よりすっきりした音になりました。
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D1はまったくの無改造品です。車載用CDデッキ初の「HDCD」対応機で、おいらの大好きな岡本真夜さんの「魔法のリングにKissをして(HDCD収録)」を聞くと確かにふつうのCDより情報量が多いと感じました。個人的には9255のほうの音が勢いがあって好きですが、皆さんはどのように感じましたか? CDP大会の次の日、以前より友人が9255を欲しがっていたので改造したままの状態で売却。そのお金でデンオンのCDプレーヤー「DCD-1550AR(黒)を買ってしまいました。最近、会社の昼休みにCADでバックロードホン(D-37)の内部構造立体図を書いている、かまたでした。
ギャラリーのコメント・鎌田さんが持ってきて下さった、カーオーディオのヘッドセットです。今回のポータブルCDPに番外でご参加いただきました。音も良かったのですが、何よりこのヘッドセットを車から外して持ってこられたという、鎌田さんの労力と、心意気には頭が下がります。お疲れさまでした。(中村)・ややビックリの特別参加カーCD。これって車から外すとかなりたいへんな物なんだなと実感。ちゃんとケースを銅メッキした方が、それらしいシットリ系の音になっていたので感心した。(藤川)・私は旧型の勢いの有る音がしっくり来たなぁ。銅メッキされた新型は、確かに音質を練り上げた良さを感じましたが、同時にある種の面白味が後退した様に感じられました。しかし、それにしてもわざわざ車から外して来るとは、ようやるわい。(芦澤)
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会員持ち寄り自作アンプ作例戸張式ミニミニアンプ。匠の世界!今回出品された「ミニアンプ三兄弟」を「親亀の上に子亀」状態で並べた写真です。上から、戸張さん、白田さん、戸張さんの作品です。これだけ小型のアンプが一堂に会するというのも、ファラディ始まって以来ではないでしょうか。
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三兄弟の末弟、孫亀とも言うべき、戸張さんのマイクロアンプを試聴しているところです。手前のRCAプラグと比較しても、その小ささがわかりますね。しかし、このアンプ、その小さなガタイに似合わず、今回のリファレンススピーカーである田中さんのタンノイ・マーキュリー改を非常にストレートで、ケレンみのない音でブイブイ鳴らしてくれました。「山椒は小粒でもピリリと辛い」というのは、まさにこのアンプのためにある言葉かもしれませんね。
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マイクロアンプのハラワタです。もうこれ以上詰め込みようがない程の集密度ですね。基板なしの部品直付け、しかも最短距離の配線と、音の良くなる条件は全てそろっているわけです。いやはや、この小さな筐体にこれだけの部品を詰め込む戸張さんの技術と根気には脱帽いたします。ちなみに、使われているICはPhillipsの TDA1552Qというモデルです。
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本日のミニマムシステム。SPは白田式D88+マイクロアンプ+白田スピーカーのトリオのピンナップ。なかなか絵になっておりますね。どんな音がするのか楽しみです。
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で、現実に音出し、さすがにスケールは小さいものの、なかなか鳴りっぷりの良い、フォーカスのぴしっと合った音を聞くことが出来ました。これぞ某先生推奨するところの「ニアフィールド・リスニング」の醍醐味と言ったところでしょう。
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角度を変えて見たところです。椅子の座面と比較すると、システムの小ささが際だって見えます。音といい、小ささといい、私が今まで体験した中では「史上最強のモバイルオーディオ」なんじゃないかと思ってます。
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田中さん製作のPhillipsのICを使ったアンプ。詳細は田中さんにお任せするとして、今回は黒檀ノブの使用やシャーシのブラックの塗装など、とても精悍なデザインになっていたのが印象的でした。また、写真でもわかるように、銅板によるシールドを徹底して行い、音質向上を図っています。(中村)
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鈴木式アンプ。
本日のリファレンスに採用。出品者のコメント・基板、モノラルIC、ノイズフィルター等、実はほとんど木霊アンプで使っているものです、山本さんのご好意でゆずって頂いきました。概要ですが放熱器を使わずに5ミリ厚の銅版で代用させました、結果的にケースの底に銅板を敷いたため重心がさがったようです。又、ICを銅板と銅板で適度?に挟み ICの振動を押さえ込むとゆう荒技を施しました。VRつまみ、シャフトを木製に変えあまりの激変に驚きましたが、家に持ち帰ってVR、シャフトに帯電防止剤を塗ってまたびっくり!
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アンプの足は以前から使っているプラスチックのよくある物を使用していましたがタップ仕立てのスパイクを入手できたので、4点支持から3点支持スパイクに変更、これまた副産物というか床、ケース間を計るとなんとたったの2ミリ! となり更に低重心化となりました。音は重低音ならぬ低重心音?のような変化です。電源は不完全左右独立、スイッチング電源とDCノイズフィルタと言う構成です、写真の通りバラック状態、こんなの持ってくんなと言われそうでしたが実験段階だったのでおゆるしを・・・。良くも悪くもほぼ毎日変化してますが自分ではよく分りません・・・どなたか評価をお願いします。
ギャラリーのコメント・鈴木さんが「木霊」のアンプキットをベースに作成したアンプです。詳細は鈴木さんにお任せしますが、銅板の切削、加工などかなりの手間ひまをかけた労作だと思います。同じキットを使った山本さんの新作アンプが、どちらかというと穏やかで、柔らかい感じの音であったのに対し、鈴木さんのアンプはメリハリのはっきりした、力強い音だと感じました。「音は人なり」という事でしょう。このアンプは、今回のリファレンスアンプとして活躍しました。鈴木さん、お疲れさまでした。(藤川)・うん。このアンプは良かった。ねっちりこっちりとブラッシュアップを続けている成果が現れています。作りっぱなしの良さが出る作品も有るけど、みっちり詰め上げたときに良さが光る物もあります。どちらも好きですが、このアンプは典型的な後者ですね。(芦澤)
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超硬スニッカーズ!前歯も欠ける!(芦澤) マイクロアンプin入れ歯です。上前歯の真ん中が抜けているところが、いい味だしてますね。(中村)
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