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白田の情報法研究報告

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* はじめに *

何をしているのか、よくわからないといわれたりする私の研究について、広く皆さんに知って頂くために、研究している内容をリアルタイムに提供することを目的としてここを開設しました。

NO COPY GO FREE!

キャンペーン公式ロゴマーク(笑)
転載や複製を大歓迎します。

春になると、いろんな団体がいろんなキャンペーンを始めるようです。で、私も一人で勝手にキャンペーンを始めてみることにしました。NO COPY GO FREE! キャンペーンです。ソフトウェアの違法コピーを根絶するための有効な手段として、コピーしてもよいソフトウェアを振興・普及することが挙げられるでしょう。というわけで、ソフトウェアの違法コピーを根絶するために、 Free BSDLinuxのようなFree OSを使い、GNU Productsを使うように皆さんに勧めたいと思います。

でも、私自身がFree OSを主に使っているわけではないので、説得力ないですね(苦笑)。そういう根性の足りないユーザーは、おとなしくお金を払ってソフトウェアを使わせていただきましょう。そう、貴方がFree OSのセットアップで徹夜したりヒーヒー苦しむ手間と時間を節約するためのサービスを買っているのだと思えば、市販OSなど安いもの....のはずだけど、市販OSでも徹夜したりヒーヒー言わなければならないのは何故だ?

もう一つ勝手にキャンペーンを始めることにしました。プロメテウス・キャンペーンです。「NO COPY GO FREE!キャンペーン」は、まだコンピュータというものに先入観のない新人をいきなりFree OSに誘導することを狙っているのに対して、こちらは、それなりに時間や手間をかけて作り出した、自分のコンテンツをできるだけ自由に広くばらまこうという奇特な志をもった人たちを増やしていこうという活動です。ギリシャ神話のプロメテウスの話を知らない人は、こちらへ。

Prometeus

* 注意 *

ここに掲載されている文書の内容は「無保証」 です。従って、ここに掲載されている文書は「見本」であると御理解ください。また、御意見・御批判は歓迎しますが、それらは必ず「完全版」について行って下さい。完全版はポストスクリプトファイルDVIファイル、またはPDFファイルで提供します。ポストスクリプトやDVIファイルが必要な方は私にお手紙ください。個別にファイルをさし上げます。

GET ACROBAT READER

latex2htmlがうまく使えなかったので、自前のコンバータを作って LaTeXの原稿からHTMLファイルを作成しています。当然のことながら、不完全ですから、ここに掲載されている文書には次のような問題が存在しています。

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* 履歴書
    私を雇ってくれそうな貴方のために。

* いわゆる「盗聴法案」に関するコメント, たしか、1997年10月末から11月はじめくらいにfj.soc.lawに投稿した記事
    山根信二さんの近況報告を眺めていたら、私が論文やら手続やら来年度からの授業やらでゴチャゴチャしている間に、いわゆる「盗聴法案」に関する議論がまた取り沙汰されている、ということに気がつきました。

    参考資料などはここにあります。

    Updated!Key Escrow (暗号鍵信託制度) に関する本物の専門家の「まとも」な分析を山形浩生さんが翻訳してくださいました。新聞やテレビのいい加減な報道に乗っかる前に是非一読を。

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* 著作権の原理と現代著作権理論, 1998年1月31日 比較法史学会関東部会、2月2日 国際大学グローコム にて報告
    いろいろとあって、似たような内容で「研究報告などしなさい」と言われたので、今の自分の思うところをぶちまけた報告。口頭ではこのまま喋れなかったけど、原稿としてはこのようなものを書いておきました。学会っていろいろと大変みたいだけど、まだ部外者でいられる私はほんとにありがたい。

* 英米法系コピーライトに関する歴史的研究, 1997年5月
    表題と目次と要旨だけ公開の私の博士論文。 5年間を費したバカ長大論文の結末は原稿用紙約1300枚!! 1998年1月7日についに口述試験をやりまして、どうにか博士号を取得することができました。でも、今度はこれを出版しなさいということらしいです。

    また手を入れて削るのはいやだなぁ。どこかTeXのDVIのまま入稿OKで出版してくれる出版社はありませんか?

要旨
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* 情報テクノロジーの進展と法的課題 in 堀部政男・編著, 情報公開・プライバシーの比較法, 日本評論社, 1996年12月
    情報公開とプライバシーに関心があり、おまけにお金持ちな貴方のために。

* アメリカにおけるインターネットへの司法権力の介入: IAJ News, Internet Association of Japan, Vol.3 No.1, 1996年4月
    エッチがダメになった背景にはどんな事情があるのか知りたい貴方のために。

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* 比喩・概念・法 ---仮想空間を切り分けるもの(1)---: Smart Community, Smart Community 研究会, 1995年11月
    「サイバースペース」とか「スーパーハイウェイ」とかいう言い方の違いのなかになんか意味があるの?という貴方のために。

*アスペン・サミット オンライン ---ネットワーク時代の政府と共同体の役割---: Smart Community, Smart Community 研究会, 1995年10月
    アメリカのネットワーク関係団体ってどんなことをしているの?という貴方のために。

*ハッカー倫理と情報公開・プライバシー:「高度情報化の法体系と社会制度」 科学研究費補助金・重点領域研究報告書, 1995年3月
    ハッカーは犯罪者であると思っている貴方のために。
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*ネットワーク上の名誉毀損と管理者の責任: レポート, 1994年4月

    オンラインで罵倒されたことがある貴方のために。[注意!!]このレポートで言及している「ニフティサーブ名誉毀損事件」に関する最初の判決が出たために、にわかにこのレポートへの関心が復活しているようですが、次の点にご注意。
  • このレポートは訴えが提起された1994年当時に書かれたものであること。
  • このレポートは大学院ゼミの論題として書かれたもので、アメリカの名誉毀損に関する法理を機械的に適用してみた「思考実験」であること。
  • 訴訟での被告であるSysop氏による批判記事が「NIFTY-Serve FSHISO MES4 #3079からのコメントリンクそのうちFSHISO-SYSOP の「異論」は#3102」にあるとされているものの、その記事自体は未だに発見していないこと。

*コピーライトの史的展開
    著作権ってなんだか胡散臭いなと感じている貴方のために。 1996年12月をもってイギリス編が完結しました。めでたし。

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*法令用語と判例における「情報」: 「情報の瑕疵がもたらす民事上の責任に関する調査研究」 財団法人 比較法研究センター, 1993年6月

    情報、情報っていうけど、法律の世界ではどんなふうに把握しているの?という疑問を持つ貴方のために。

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* リンク *

* 著作権法に基づく保護期間が満了した作家の作品を、ボランティアの人々が思い思いに入力して電子的なテキストを作り、ネットワークで公開するという活動が始まっています。青空文庫です。優れた文化遺産をネットワーク上に展開するこの活動は、新時代の文芸復興を促すものと期待しています。

Aozora logo

そうそう、似たような活動といえば、 Project Gutenbergを忘れてはいけません。こちらもどうぞ。

* とっても悪筆で、枠の中に小さな字で何事か書きこむことがたまらなく苦痛なLaTeX使いの貴方に朗報!!フリーのプログラマ 山口志義夫さんが 履歴書そのまんまを印字してくれるスタイル を作って下さった。就職活動で大量の履歴書を作成しなきゃならない貴方に必携!! ただし、"gzip"と"tar"がなんだかわからない人には使えない。
* 大変立派なオンライン法令集を作ってらっしゃる福山平成大学の 吉崎暢洋さん。貴方のブックマークにもぜひとも登録して下さい。
* ハッカーについて誠実に取り組んでいる東北大学の 山根信二さん。彼の 「ハッカーに関するリンク集」には、上記の私の論文でも使った文献がリンクされていてとっても便利。

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* 付録 *

タイトルページを短くするために、「付録」を別ページに移動しました。参考資料や、私の雑文、秀丸のマクロなどがあります。

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Counter 白田 秀彰 (Shirata Hideaki)
日本学術振興会 特別研究員
(Research Fellow of the Japan Society for the Promotion of Science)
一橋大学 第二研究棟403号(内線8634)
mailto:hideaki@higashi.hit-u.ac.jp