1号機: LEO III世 / Pentium III 550 MHz, 128M RAM, 8G SCSI HDD 私の常用機 LEOです。LEOと命名したマシンは、もう3台目。LEO I世 (DX2-66MHz 自作マシン 海外から輸入)は、現在 加藤君の自宅で限りなくジャンクに近い状態で実験材料として使われていると思います。LEO II世 (HITACHI Prius 330H16)は、MERCURYと名前を変えて、遥か遠くの世界を探索する旅にでました(Mercury計画)。 オーディオの趣味がある私は、LEO II世を木箱に入れることでその騒音を押さえようと試みたことがありました。とりあえず騒音は減ったのですが、やはり熱がこもる。冬場は問題なく動作していたのですが、夏場はやはりNGでした。そこでLEO II世箱の扉を取り外し、空気が流通するようにパンチングされたアルミ板で置き換えたところ、わざわざ箱を作った意味がない程度にまで騒音が増加してしまいました(アホやね)。頭にきた私はパンチングメタルの裏側にファンをつけたりしはじめ、結果的にはよりいっそうウルサイマシンになってしまっていたのでした。 そこで、ある程度資金的余裕ができた今年、LEO III世計画を立ちあげたのでした。目標は 1. デカイ箱に全部内蔵、2. 静音、3. 高音質、4. CD-R / DVD搭載 です。お金がかかってもよいから静かで音のよいマシンにしようと考えました。とくに本格的オーディオ・スピーカーとアンプを内蔵してしまおう、というところが意欲的なところです。
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しばらく自作PCから遠ざかっていた私は、「静音」というキーワードでいろいろと調べてみたところ、静音は最近の流行であることに気がつきました。そりゃ、そうだろうな。そして、Smart DriveというHDDのノイズを大幅に減少するエラく高価なアルミ箱があるということや、ファンを山洋製のものに変更するとずいぶん静かになるらしい、というようなことを知りました。また、CD-R/RW/DVD を一台で実現するドライブが市販されているらしいことも知りました。そこでいずれも導入決定です。 また 私には、オーディオで培った静音技術があります。1. 筐体内部には東京防音の鉛シートを全体に貼りまして、重量増加と内部の騒音の遮断を狙います。2. 筐体の隙間にはスポンジシールを貼ることで密閉度を高めます。その一方で十分な冷却を目指して 3.Smart Driveに格納したHDD前面とそのHDD間の隙間は外気に曝すことにしました。HDDの隙間からノイズが漏れますが、これはやむを得ません。4. 筐体のファンと電源ファンを山洋の静音型に交換しました。また筐体のファンカバー部分を切り抜きました。5. ファンの取り付け部分はゴムシートで筐体からフローティングしました。効果は確かでして、静音型として評価の高いNEC NX-98シリーズにもひけを取らなくなりました。 あと、筐体下部に車輪(キャスター)、また筐体上部にハンドルをつけてメンテナンスや移動時に容易に運べるようにしました。 オーディオ部としては、左の写真でもわかるように、前面ファンの部分を切り抜いて、オーディオ用として評価の高いFOSTEX FE-87(防磁型)を取り付けました。また、TDA-1552Qというカーオーディオ用ICを用いて、3.5inchベイに収まるアンプを作成しました。写真ではFDDの下にボリュームのノブが出ているのが見えるはずです。IC自体はステレオなのですが、片チャンネルを余らせてモノラルで使用しています。
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結果、内蔵スピーカーとしては天下一音がよいマシンに仕上ったと自負しています。マシンの筐体自体をエンクロージャ(スピーカの箱)として使うので、FE-87にとっては、十分な容積をもっていることになります。ただ、ファン開口部等の隙間がどのような影響を及ぼしているかは、わかりません。あと、ドラムやベースのきつい曲を再生しつづけると、コネクタ類が緩む危険性がありますね。 音が机の下から聞こえてくるのはやむを得ませんが、本体だけできちんと低音から高音まで整った音が出るというのは、すっきりしててよいのではないかと思います。りそゃ、外部スピーカーをつければ音がよくなるのはわかりますけど、なんかゴチャゴチャして嫌じゃないですか? 右の写真は、机の上の様子。ディスプレイは、最近値下げされてちょっとショックの 三菱の15inch 液晶。キーボードはUS配列で、テンキーのないストロークの深いタイプに取り替えました。BTC製です。
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3号機: ARIES II世 / IBM Thinkpad 535 論文執筆後記に出てきた12月31日に買ったマシンです。ノートパソコンはいろいろと使ってみましたが、IBMが一番耐久性があるように思います。またEMSサービスでバックアップも完全なので安心です。修理には3度出しましたが、いつ出しても満足いくサービスをしてくれます。 私は、常日頃この1.75Kgのマシンをかばんに入れて持ち歩いていました。結構重かったです。現在は1.35KgのThinkPad 240に切り替えたのですが、PCの重量が減ったぶん持ち歩く本や資料が増えてしまい、実際には鞄はより一層重くなっています(泣)。 いまのところARIES III世がトラブルを起こしたときに直ちに出動できるように、いつでも起動OKの状態で本棚にねかせてあります。ARIES退役のときには、そのときのHDDの内容をLEO III世のCD-Rでバックアップしました。こういうときにCD-Rで全部保存しておけるというのはよいですよね。
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4号機: GEMINI / SSK-Bell Swiftμ 論文執筆後記に出てきた、12月31日に壊れたマシン。初代ARIESです。いまではGEMINIという名前で出ています。鈴木製作所で修理してもらいました。DX4-75MHzという、いまではもう完全な時代遅れなマシンです。この間まで、NTT-TE MN128-SOHOとセットで、サーバー業務をしてくれていたのですが、サーバー業務をIRISへ移管し、御役御免となりました。 このマシンは、Chaplette iLuFaというマシンと同型で、一時期秋葉原で広く売られていました。SSK-Bellというのは、鈴木製作所というChandraの先行販売で有名になった会社です。とても親切で面倒見のよい会社でしたが、使いこなしが難しくトラブルの多いノートパソコンのメーカーとしてやっていくのは結構大変だったみたいで、だんだんとパソコンの販売から撤退してしまったみたいです。修理担当をされていた「うさぎさん」はいまどうしているのでしょうねぇ。 現在は、MIDIピアノの上に移動しました。LEOから転送されたMIDIファイルを再生して、ピアノやMIDI音源を駆動したり、古いシーケンサーソフトを走らせて、私のヘタクソなピアノを録音してくれたりしてます。
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白田 秀彰 (Shirata Hideaki) 法政大学 社会学部 助教授 (Assistant Professor of Hosei Univ. Faculty of Social Sciences) 法政大学 多摩キャンパス 社会学部棟 917号室 (内線 2450) e-mail: shirata1992@mercury.ne.jp |