Making of LEO III
NOTE

Making of LEO III

我が家の新鋭機 LEOの製造過程を紹介しましょう。

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Wheels キャスターの取り付け

1万数千円の鉄製ケースを購入して、自宅に届いたその日に電気ドリルで穴あけです。まず床面のプラスチック製の足を外してしまい、その穴の周辺に4つずつ4個所に穴をあけて、ホームセンターで購入してきたキャスターを取り付けます。これでケースがどんなに重くなっても楽々片手で移動させられます。キャスターは一個130円くらい。

そもそも、このケースを選んだのも、現在使っている机の下の約60cmの空間にちゃんと収まるようにということなんです。ケースの全高が55cm以下なら、仮にキャスターをつけても収まるという計算でした。

写真では、電気ドリルで穴を空けたあと、切削油として使った油を拭き取っているところです。

画面で光っているところは、補助フラッシュが映り込んだもの。

鉛シートの貼り付け

最近のケースは、左右側版が独立して取り外せますし、マザーボードを収めるシャーシが引き出せるようになっているのでとても便利ですね。昔のケースは、側版と天板が一体でして、筐体を空けるときにはガバァっとガワを全部とりはずしていたのです。ときどきケースのフレームで手を切ったりしたものです。

さて、新型LEOでは、スピーカーを内蔵しますし、PC内部の騒音をできる限り外に漏らさないようにしたいわけです。というわけで、筐体の内側全体に、防音用鉛シートを貼り付けます。鉛シートを貼りつけ後に、スピーカーの周辺にあたる部分に、吸音スポンジも貼り付けていきます。コンピュータのケースをスピーカーのエンクロージャとして使おうというわけです。

写真では、側版の一枚に鉛シートを貼りつけたところです。鉛がむき出しになってますけど、人がたびたび触れるところでもないので鉛中毒の心配については無用でしょう。たぶん。

Lead Sheet
Handle ハンドルの取り付け

道具箱をあさっていたら、以前にパワーアンプに取り付けようと考えて購入してあった、ケースハンドルが出てきました。これは好都合、というわけで早速取り付けです。またもや電気ドリルで新品のケースに無残に穴があいていきます。もちろん、ちゃんと位置出しはしてますよ。

ハンドルをきちんとネジ留めしますと、なかなかよいです。このハンドルがあれば、ケースを持ち上げなければならないときに、しっかりと保持することができます。いままではケースのちょっとした出っ張りに手をかけていたりしたので。

そういえば、iMacやIBMのAptivaなどもケースに取っ手がついてますね。やっぱり取っ手はあったほうがいいです。

スピーカーの取り付け

さて、スピーカーの取り付けです。以前に友人からもらったFOSTEX FE-83をとりあえず組み込んで、後に防磁型のFE-87に切り替える計画です。スピーカー取り付け穴位置などは、FE-83をつかって現物あわせします。写真は、これから仮組されるFE-83。

筐体にスピーカーを直付けすると、スピーカーのフレームから筐体全体が磁化される可能性もあります。また、スピーカーの振動が筐体にそのまま伝わるのはまずいだろうと考えられます。そこで、木のバッフル板を介して、筐体にスピーカーを固定してあります。筐体内側のスピーカー周辺には吸音スポンジを貼り付けておきます。

Speaker
EP Fan スピーカーの取り付け 2

ずいぶん窮屈な姿勢で作業してますね。作業個所から判断してスピーカー取り付け作業中だと思われます。作業机があるとこうした無理な姿勢をしなくても済むのですが、日本の住宅事情を考えると、作業場所があるだけでも幸せだと思わないと駄目でしょうね。

スペースがあるのでここで書いておきますと、このLEO III世の電源ケーブルは、オーディオ界で一定の評価を得ているオヤイデの電源ケーブルに交換してあります。たまたま自宅で余っていたので、奢ってみました。予想される効果としては、音質の改善やら、ディスプレイの画面が改善するというようなものがあるわけですが、まあ、そこらへんは「そういう気もする」という程度でよいかとおもいます。標準の電源ケーブルとの比較なんていうものはやってません。

電源装置への加工

届いたばかりのケースに付属していたSeventeamの電源ユニット 300Wへの改造を早速始めてしまいます。まず、ケースと電源ユニットのファンの前についているファンガード部分を切断して、単なる丸穴にしてしまいます。少しでも風切音を減らすためです。また、電源ファン、ケースファンのいずれも、静かであることで有名な山洋の8cm角、5cm角ファンに交換してしまいます。型番に「M」と記述してあるものが、風量も十分で静かなんだそうです。ラジオデパートのオヤジがそう言ってました。

交換するとき、ファンが筐体に触れる部分にゴムシートを噛ませました。これでファンからの振動が筐体に伝わりにくくなるのと同時に、ファンそれ自体の振動を押さえてくれるはずです。

HDDをカバーするSmart Driveと、山洋のファンのおかげで、ずいぶん静かになりました。あとはCPUを「デカイ放熱フィン」に置き換えて、ケースファンで冷却するようにすれば、相当静かになることが予想されます。とはいえ、Pentium IIIをファンなしで運用するのはちょっと恐い気もするので、しばらく現行のままとしたいと思います。

LEO III
LEO III 完成 LEO III世

ずいぶんいろんな作業場面を端折って、いきなり完成時の写真。実際には、前面のプラスチックカバーの鳴き止めや隙間埋め、スピーカー前面にあたる部分への穴あけ加工、スピーカー前面のサランネットカバー作成などの作業を少しずつ進めたわけですが、写真がありませんので。

LEO III世は「デカイ箱に全部内蔵」を基本コンセプトにしていましたので、LANボードも4ポートHUBつきのものをわざわざ選択しました。T-ZONEで正規輸入版しかなくて、これを4000円ほどで購入したわけなんです。ところが、すぐあとの店で、全く同じ物のバルクが2000円未満で出ているのに気がついたときには、ちょっとぐったりしました。

ビデオまわりはごくフツウのもので、RIVA TNTとかいうやつの32Mメモリを積んだやつを何の考えもなく選びました。基本的に文書作成しかしないわけですから、3D処理能力なんて関係ないわけですね。まあ、DVD再生もあるのである程度の能力はやはり必要ですけど。

私個人としては、いままで机の下にゴチャゴチャとあったものが一つの筐体にすっきりと収まったことが大変嬉しいです。「男は黙ってフルタワー」と古の師匠は私に宣いました。10年ほどたった今ごろになってその言葉を実感として理解する私でした。

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Hard and Soft 白田 秀彰 (Shirata Hideaki)
法政大学 社会学部 助教授
(Assistant Professor of Hosei Univ. Faculty of Social Sciences)
法政大学 多摩キャンパス 社会学部棟 917号室 (内線 2450)
e-mail: shirata1992@mercury.ne.jp