天下一音のよいPC内蔵スピーカ /Jul 5, 2000
Faraday近辺で最近製作例が増えているのが、Phillips TDA1552QというICを使った小型アンプ。田中さんの赤いきつねや緑のたぬきが代表的なところでしょうか。具体的な記事は、ここページの下の方参照。1000円未満のICを一つ使っただけの簡単アンプです。
回路図を示しておきましょう。出力の補正回路の定数は、いろいろな意見があるので記載していません。私は出力補正回路はつけないまま使用しています。
今回は、このICを使ったアンプをコンピュータのケースに組み込んでしまい、さらにコンピュータのケースそれ自体をエンクロージャとして使おうというバカげたお話。皆さんもご存知のとおりコンピュータの内蔵スピーカーというものは、エラーを知らせるビープ音を出せればよいわけで、何の工夫もない5cmくらいのものです。で、オーディオとコンピュータを趣味にしている私が、PCの製作にあたって何の工夫もしないのはお天道様に申し訳ない、というわけで、新型マシンを作るのにあわせて、本格的なオーディオ部品を突っ込んでみることにしました。
天下一音のよいPC内蔵スピーカに関する詳しい記事はこちら。
さて、しばらく使ってみての使用感ですが、私は満足してます。外部スピーカーを机の上に置いたり、ケーブルが机の後ろで絡まるよりは、すっきりと本体に内蔵したほうが気分的によいです。もちろん、モノラルですし、音が足元から聞こえてくるという問題点はありますが、所詮PCから出す音ですから、ハイ・ファイを期待するほどのものでもありません。それでも、FE-87の出すバランスと歯切れのよい音のおかげで、BGM再生等に十分であると判断しています。
もし、将来グレードアップしたくなったら、机の上にFE-87のミニスピーカーを置き、PC本体に10 - 12cmのウーファを入れて、バスレフダクトをつけてサブウーファとして使うつもりです。
(しらた)
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