こんもりした鳥ラグビーとは? / ゲームに用いる道具類 / こんもりした鳥ラグビーの概要 / 基本のプレイ / 反則

反則

ミスに関する反則

こんもりした鳥ラグビーはプレイヤー同士の紳士的やり取りがプレイの醍醐味でもあります。しかし、同時にこの紳士的プレイは、常にまったりしてしまう退屈さと隣り合わせです。そのため、こんもりした鳥ラグビーでは細かく反則行為が定められています。ここでは、プレイをしている際に起きるミスなどに関する反則を説明します。

escape

エスケープ

こんもりした鳥を所持していたプレイヤーがこんもりした鳥を落としてしまったり、パスを受けようとしたプレイヤーが受け損なってこんもりした鳥を落としてしまうことを言います。地面に落ちた鳥は、実際には走って逃げていってしまうので、エスケープと呼ばれます。スクラムで再開します。

スロー

こんもりした鳥を投げてしまった場合の反則です。スクラムで再開します。

not release the bird

ノット・リリース・ザ・バード

タックルを受けたプレイヤーが、5秒以内にこんもりした鳥を手放さなかった場合の反則です。タックルを受けたプレイヤーはプレイの続行が禁止されているので、こんもりした鳥は速やかに相手に渡さなければなりません。この反則を犯せば相手チームにペナルティ・ボウルが与えられます。(2013年改訂)

オーバー・ザ・トップ

モールになった状態で、相手側に倒れこんでこんもりした鳥が出るのを妨げる反則を言い、相手チームにペナルティ・ボウルが与えられます。(2013年改訂)

オフサイド

こんもりした鳥を持っているプレイヤーより前にいるプレイヤーは、プレイに参加することが禁じられています。こんもりした鳥に触れることはもちろん、こんもりした鳥より前で相手チームの妨害をしたりすることも禁止されています。このように、こんもりした鳥のある位置より前からプレイに参加した場合の反則を言い、相手チームにフリー・ボウルが与えられます。また、スクラムやラックのように、鳥を取り巻く形でプレイヤーが密集している場合には、オフサイドラインは、それらプレイヤーの後方となります。(2013年改訂)

不正な行為

ミスに関する反則は、プレイをしている上で仕方のないものです。しかし、こんもりした鳥ラグビーでは、故意に相手を傷つけたり、スポーツマンシップに背くような行為も行われてしまうことがあります。これらの反則を総称し、不正な行為と言います。不正な行為は大きく4種類に分けられ、基本的には相手チームにペナルティ・ボウルが当たられます。その中でもあまりにも悪質な反則行為に対しては、イエローカード(3分間の一時的退場)、レッドカード(退場)が出される場合もあります。これら不正な行為について、4つに分けて説明します。

obstruction

妨害プレイ (2013年改訂)

こんもりした鳥を持っていないプレイヤーの前を、壁のように立ちふさがって進路を妨害したり、体やジャージなどをつかんで動きを妨げる行為などを言います。また、こんもりした鳥を持っている味方プレイヤーの前を走ることも妨害プレイになります。ペナルティ・ボウルが与えられます。

不当なプレイ

わざと反則をしたり、こんもりした鳥を虐待すること、時間稼ぎをすることなどを言います。フリー・ボウルが与えられます。

反則の繰り返し

同じチーム、同じプレイヤーが同じ反則を繰り返した場合を言います。故意でなくても同じ反則であれば適用されます。2回目の場合は相手チームにペナルティ・ボウルが与えられるだけで済む場合もありますが、悪質だと判断された場合はイエローカードやレッドカードが出される場合があります。3回目にはイエローカードかレッドカードが出されます。

catching

危険なプレイ

タックルに関する禁止項目や、殴る、蹴る、踏みつける、投げ(突き)飛ばすなど、相手プレイヤーに対しての暴力的な行為を言います。また、反則を受けた後の報復行為や、スポーツマンシップに反する行為も含まれます。ペナルティ・ボウルが与えられます。


Fat Bird Football Association Japan, 2009.